大企業の憂鬱

大企業に勤める友人から聞いた生々しい話。大組織ともなると大変そう。


いやな話の代表的な例をあげると、A部長がこれこれこうしていきたい!って目標を掲げて、会議を重ねて、なんだかんだたくさんの苦労を重ね、やっとあと一歩で目標達成だってところまで来たとき、A部長は移動になってB部長が就任。。。

その流れの中でA部長の方針を引き継ぐんだけど、B部長はA部長にどこかで対抗心を燃やしてて、早い話「おれのやり方の方がいい結果が出る!」といわんばかりに、B部長の意見がどんどん出てきて、B部長の方針になってくる。それも180度近く違う方針、、、。



結果下で働く大勢のサラリーマンは振り回され、時間を無駄使いし、方向性を失って、不信感がつのる。



下の方からいろんないい意見が出て企画が動いても、結局次の上司が来れば正義も悪になってしまうってなもんで、意見を言わなくなり幽霊みたいに言われたことばっかりやるようになる。優秀だからその会社に入ったのにねえ〜。
もったいない。


こんなような話がごまんとあるそうです。



「じゃあ一念発起して、起業すればいいじゃない??頭は切れるしファイティングスピリッツにあふれている君ならできるんじゃない?」

と僕が質問するとそう簡単でもないらしいです。
一部上場企業の力ってすごいんですね。給料が半端じゃない。福利厚生もばっちりで、組合もある。

いやなことがあっても黙って我慢してればもらえるものはもらえる。もし独立したら、やりがいはありかもしれないけど、一寸先もわからぬ状態。誰の文句も言えない経営者の苦しみもきっとあるのでしょう。。


先日読んだ”3年で辞めた若者はどこへいったのか”の内容ともリンクし、言葉がうまく出なかったなあ。




まさに幕末時代の藩に留まりその恩恵にあずかる者か、脱藩して信念を貫く者か、、、、。

乱世じゃのう。幕末の様相を呈してきた現代でござるなあ。







自分の会社の話に戻りますと、ここでも同じように幕末再来??



景気が悪くて売り上げが落ちたのを知った前社長がしゃしゃり出てきてワーワー騒いでいます。

大政奉還でございます。