大人

ガキの頃や若い頃には何でもなく平気でやってこられた事も、大人になってくるとそれもなかなか出来なくなってきますね。例えばスノーボーダーがプロを目指して雪山にワンシーズン籠る、とか世界を知る為にバックパッカーになって深夜特急ばりに放浪の旅にでるとか、、、、いくらでもあると思いますが、ボクの歳、いわゆる36歳近辺にになってそのような事をやっていたら実際結構厳しいですよね??


なんででしょうね?


お金を稼いでいないからかな?まあ家族を築きあげている方なんかはまっしぐらの年代でしょうが、やっぱり世間の型にはめられるのかなあ?

実際そのような事で収入を得ていたとしても「いつまでそんな不安定な事をやってるの?」って雰囲気に、、、。そう考えるのはボクだけかもしれないけど、日本人の感覚から言ったらねえ。。


入院して”命”を考えたときにはそんなの関係なくやってやろう!って熱くなったんですが、退院してかれこれ一ヶ月ともなると将来の不安もちらほら出てきて、どうやって食って行くか?仕事はどうするか?実際生々しい不安が生まれる物です。だって飯は食うし、酒も飲む、ハワイにも行かなきゃあ。。。


会社員のときは考えなかった”稼ぐ”って事が、辞めてしばらくすると頭を持ち上げてくる、、、。




見えない世間の巨大さを何となく感じている訳です。

だから夏目漱石の「これから」や太宰治の作品を読むと、なんやらこんな感じがもの凄く表現されていてビックリします。


でも結局”世間”なんて個人の勝手なイメージにすぎないってことも感じているんですがね。

友人「退院おめでとう!もうお酒飲んで良いんだ!ところで今仕事とかどうしてんの??」
ボク「自宅療養っていうかプー、、、、。」

ハハハ、、、。
端から見れば「仕事もせずにバンドをしてる変なおじさん」てか??


自分で勝手に思っているんですけどね、、、。結局自分で自分の首を絞めて苦しがっているのでは?と思うんですが、思ってしまうんだから仕方が無い、、、。若い頃は全然そんな事考えてなかったけど、ねえ。


つまりちゃんと仕事を持って、稼いだ上でやっているなら自分的に許せるけど、仕事をせずにやるバンド活動にはどこかで後ろ髪を引かれる想いがある、、、今のこの年齢、状況ではっていうところでしょうか、、、。


いまこれを書いていて、改めて認識しました。


まあまだ退院一ヶ月でヘビーに考えるつもりも無いんだけどね。
ぼちぼち将来を考え直すかーー。ストレスが溜まってしまうんではしょうがないんで、西海岸風にダラダラゆっくり思案いたします。



天気が悪いから、家でこんな事考えた。