器用貧乏

器用貧乏なんです。自分で言うのもなんですが、なんでも一通り適度にこなせるんですよねえ。音楽でも歌とギターは勿論、ベース、ドラムなんかも演奏できるし、仕事でもスポーツでも遊びでもダンスでもなんでもかんでも興味があることだったらセンス良くある程度のラインで器用にいろいろ出来る。でも目を見張るほど出来るってのは無い。

最近思うのは「なんでもあるけど何にもない」たしかダイエーの偉い人だったかな?売り場を見てあらゆる商品が並んでいるけど、買いたいものは何もないという意味で、ぽつりと言ったそうです。そんな誰かの言葉が響くんですよ。

何にも出来なくても1つだけハードコアに突きつめている人が物凄く見えるんです。昨日の流れでラーメン屋でいえばメニューに塩、味噌、醤油、豚骨、げんこつ、なんて50種くらいあったとしたら何をやりたいかぼやけてくるよね。「今日はうまい味噌ラーメン食うぞ!」なんて人はこんなラーメン屋には行かずに、こだわりぬいていそうな味噌ラーメン専門店に行くんですよね。

ある一つのことにこだわって、それをさらに磨いて深めて生きて行くなんて僕にはとうてい出来ないかっこよさです。今手伝っているバンドのリーダーもこんなタイプだなあ。


でもでも、逆に何にでも興味津々で、やってみなけりゃあ気が済まない僕の性格もどうしたって大好きでして、まあ平たく分析すると”ないものねだり”隣の芝生は青く見える”ってなもんですかねえ。

じゃあこうします。
”何にでも興味津々で、やってみなけりゃあ気が済まない器用貧乏”っていうのを1つの事というくくりにして、それをさらに磨いて深めて突きつめて行く事にすれば、ぼくもそういう人になれるってことだ。プラス思考だといいアイデアが浮かぶなあ。